今年読んだ最高の1冊

今年もよく小説を読んだ。

年末の忙しさの中でも、本は肌身離さず、常に読んでいた。

ものすごく惹かれて、欲しくてたまらなくなり購入し、その割には淡々と読み進めた、

『神様のカルテ』 / 夏川草介

・・・う~ん・・・、

いや、大好きですよ、お酒を飲みながら文学談義、奇妙なレトロアパート、ええ、こんなのは大好きな世界ですよ、

ただ・・・やっぱりどうしても文章が読みづらかったかな。

驚愕の新人!てことはなかったし、2作目はあるのかな・・買うのかな私?って感じです。

それより、今読んでいる真っ最中の、

『ヘヴン』 / 川上未映子

こ、これは・・・! すごい!

今年中に読み終わらないかもしれないし、今日の記事で ”私の今年の1冊” は発表してしまうので、来年の選考争いに食い込んでくること間違いなし。

きょん、絶対の自信をもっておすすめできる本ですよ、これは!

圧倒的な文章力と、3作目にしてこのひれ伏すほどの才能!

現在、掃除してても買い物してても、この『ヘヴン』のことが頭から離れず、常にドキドキしています。

ああ、これだから小説はやめられない、絶対に。

それで・・・結局、今年の ”私の1冊” は、

『左岸』 / 江國香織

に決定しました。

大好きな江國さんの渾身の力が伝わってくる、この壮大な作品を、敬意とともに評価させていただきました。

来年も、素敵な本との出会いが楽しみです☆

| | コメント (0)

ストレスフリー

今年も残りわずか・・・あと何冊の小説が読めるかしらん。

毎年自分だけで決める、『マイベストオブザ今年読んだ本』。

今年発行されたものに限らず、今年私が読んだものの中のベスト作品を、毎年決めている。

昨年は、瀬尾まいこさんの『温室デイズ』だった。

社労士受験生だからといって、大好きな小説を読むことを、全く我慢しないことに決めたので、

心にそよ風が吹く、ストレスフリー♪

それでですね、先日ついに読み終わったんですよ。

奥田英朗さんの、3部作、『最悪』 『邪魔』 『無理』 。

『無理』が現在売れに売れている最新刊で、『邪魔』が8年前、『最悪』が10年前に発行されたもの。

もうね、もうね、圧倒的にね! 『邪魔』 が良かったです!!

先日も記事にしたけど、今年のベスト本候補です☆

それにしても、奥田英朗ファンになったからには、手をつけたかったこの3部作、

すごいボリュームでした。

でもとにかくどれも読みやすいので、現実逃避したい人におススメです。

さて、次の本ですが、欲しくて欲しくてやっと購入した話題の本、

『神様のカルテ / 夏川草介』

今年の『本屋さん大賞』候補らしいですね☆

早速読み始めましたが、おっと・・、新人らしい荒削りな文章です(何様、私!?)。

でも、宣伝コピーにある『心が温まる物語』・・と期待して、読み進めます。

この作品は2時間あれば読めるかもなあ。

次に読む作品考えとかなきゃ。

| | コメント (0)

邪魔

奥田英朗さんの 『邪魔(上下)』 を読み終えてから、はや5日経つのだが、いまだに胸の震えが止まらない。

売れに売れている最新刊 『無理』 の10倍良かった!と私は思う。

なんという秀作だろうか。

今年読んだ本・・・何十冊あるのかな、数え切れないけど、私のベストオブイヤー候補に躍り出た。

作品自体は8年前のものだけどね。

主人公の、九野薫が切なすぎた。

奥田英朗が描く男性で初めて、うっ、と、ときめいてしまった。

読んでいる間、涙が止まらなかったのも、これが初めてだ。

著者、渾身の力作であることは間違いない。

もう、これは止まらない・・・と、今度は10年前の作品、『最悪』 も読み始めた。

まだまだ序盤だが、なにやら怪しい気配が漂ってきて、ページをめくるのがワクワクする。

これが読み終わったら、次はあの超有名な直木賞作品 『空中ブランコ』 にいってみよう。

同じ作家が書いたものでありながら、この『空中・・』は、ガラッと世界が変わるらしい。

たまに『ララピポ』のように、ズッコける作品もあるけど、

奥田英朗の才能は恐ろしい。 計り知れない。

まだまだ私の奥田英朗漬けの日々は続いていく・・・嬉しすぎて胸が高鳴る。

| | コメント (0)

私の読書スタイル

ぐふふふ・・・・・・。

あ~、本棚を見るたび笑みがこぼれる。

今月に入ってようやく読みたい本が続々と見つかってね・・・うぷぷ。

全て手に入れちゃった!

いひひひ、どれから読もうかなあっと。

整理してみますわ。

『目立つ力』 / 勝間和代

・・・出た~っ。ついつい買ってしまう勝間本。 最近ネットの偉大さに気付いた私。

  地味~に、ブログやってきたけど、『きょんの勉強記録』、来年から

    もう少し目立たせてみようかしらん・・・と秘かな野望を抱きつつある。

『日本人の英語力』 / マーシャ・クラッカワー

・・・今月から英語の勉強も再開した私。

   「美智子皇后陛下や緒方貞子さんのような、品位のある英語を話すには?」

   とのフレーズに一目惚れし、購入。

『頭がいい人が使う 話し方のコツ』 / 神岡真司 & 日本心理パワー研究所

・・・社会復帰に向けて、せめて話し方だけでも頭をよく見せようとたくらむ私であった。

『人生を好転させる「新・陽転思考」』 / 和田裕美

・・・以前、尊敬するYちゃんからお借りして読んだ和田さんの著書に当時の私は

  どんなに救われたことか・・・。

  それまで自分の性格の欠点を何とか改善しようと試みていたものだが、

  和田さんの言葉によって、それらは全て私の長所であり、武器である、と

  自信をもらったのだ。 今回も元気をもらいたくて購入。

『真鶴』 / 川上弘美

・・・きょん初めての川上本です。 なんかね~、ちらっと立ち読みすると

  読みづらかったから敬遠してたんだけどね、

  好きなテーマだったし、挑戦してみた。

  しかし! 実は今読んでるのだが、私にとってはやはり読みづらい文章であった。

『あなた、それでも裁判官?』 / 中村久瑠美

・・・新聞の書評を読んで、どうしても欲しくなり購入。

  今回手に入れた中でも、一番期待している。 いつ読もうかな~♪

『冒険の国』 / 桐野夏生

・・・現在、読売新聞土曜版に連載中の『優しいおとな』をずっと読んでいて、

  桐野さんの文庫本がとても欲しくなり、とりあえずブックオフで購入。

『江國香織 とっておき作品集』 / 「鳩よ!」特別編集

・・・くっくっく・・、ブックオフにて手に入れた宝物☆

  やはり江國さんは私にとって、心ときめく特別の存在ですから!

あとバリバリのビジネス雑誌 『プレジデント』まで購入してしまった。

表紙に、女性社労士の長沢有紀先生が載っていた、というただそれだけの理由で!

中身はち~っとも興味がなく、パラパラと読んだだけ。

とりあえず、『真鶴』は今日読み終わると思うので~、

『人生を好転させる・・・』→『あなた、それでも裁判官?』→『話し方のコツ』→

『冒険の国』→『日本人の英語力』・・・てな順番でいきますか。

江國さんはね~、大事に大事にとっておくの。

勝間さんは持ち歩いてちょこちょこ読もうと思います。

私の読書スタイルは大体、リラックスしたい時は、小説、元気を出したい時は、自己啓発関連を読むという、同時進行型です。   

| | コメント (0)

まっいいか・・・も、ほどほどに?

「まっいいか。」

今秋の私の口癖。

なんだろう・・・ユル~いんだよね。

勉強も適当、エクセルの練習はしない、就職活動もしない。

オシャレも・・・しないねえ。

日々穏やかで、全くイライラせず、平和なんだけど、母が、

「なんだかボ~ッとしてるねえ・・・あの目の輝きはどこにいったんだか。」

と辛辣な一言。

ゆるゆるふわふわ、でいいや、と。

このスタイルで・・適当にいこう、と考え始めてた私だったので、

「やはり適当過ぎるかしら? どうすっかなあ・・」

そんな中、久しぶりに、蝶々さんの新刊を読んだ。

『銀座クラブは女の大学』

蝶々さんて、同じようなことばかり書いてるようで、常に新しい。

彼女自身がどんどん成長してパワーアップして素敵になってることがよくわかる。

今の私には耳の痛くなるアドバイスばかりだったけど・・・泣けました。

いつも本当にグッとくるんだよね・・・彼女の文章って。

相変わらず単純な私は、

「やはり少しきちんとしよう。女らしくしよう。」

と心に決めたのでした。

でもね!

「まっいいか」 って、子育てには魔法の言葉になるみたい!

長男が、「ママ最近、全然怒らないよね~。」 って。

次男もますますのびのびしてるし。

命にかかわるような危険なこと、人としてどうあるべきか、に気をつけていれば、

子供の行動には 「まっいいか」 でやり過ごすのって、すごくラク♪

| | コメント (2)

えっ専業主婦?

以前、何かの雑誌で、

「20歳前後の若い女の子の願望は専業主婦」

とかいう記事を読んだけど、

「まさか」

とほとんど信じてなかった。

でもさあ、先週テレビで特集組まれてたから、事実というか、そういった傾向にあるのは確かみたいだね。

彼女達のカリスマは益若つばさちゃん(23歳)って子だって。

つばさちゃんは可愛いのはもちろん、若くして子供がいるのがカッコいいんだって。

私が、

「やっぱり安室奈美絵ちゃんが走りなんだろうね、ママとしてかっこいい、という。」

と、夫に言うと、

「それも古いんじゃないの? もう全然世代が違うんだからわからないでしょ。」

だと。 ふん。

なんでも30~50代の女性はキャリア志向で、20代と60代だけが専業主婦を支持している傾向らしい。

へえ~~~。

私が思うには。

現代の若者は、酷い不景気の中、ゆとり教育で生きてきたもんだから、なんていうか、がっつりはしてないんじゃないの?

30~40代に比べると、野望とかさ、どうでもいいのかしらん?

私の周りの若い子に関しては、結婚するのがやけに早いし、ギラギラしてない優しい子が多いんだよね。

バブル崩壊後の価値観・・・っていうの?

だってさ、若い男の子に関しても、結婚するなら妻には働いてもらいたいと考える子が多いみたい。

自分が専業主夫になっても構わないって割合も大きいみたいで・・・・。

それじゃさ、若い女子は、若い子好きのオジサンと結婚して、

男子は独身の経済力のある30~50代の女性と結婚すれば上手くいくんじゃないの?

・・・なんてね。

平和だわ~、くだらなかったわね、失礼しました。

そこで、全ての世代の人が読むべきだと思う本がある。

今をときめく漫画家、西原理恵子さん著、

『この世で一番大事な「カネ」の話』

今、話題の香山リカさんの『しがみつかない生き方』のような主張を、気取らず、著者の実体験に基づいて語られてるから、グッとくるんだよね。

西原さんを読むと、妙に現実的に、逞しくなれるような気がします。

どういったライフスタイルを好むか、なんてどうでもよくなってくるよ。

どんな状況でも生き抜いていこうじゃないか、って力強い思いが湧いてくる最高の一冊です。

| | コメント (0)

小説で、人生観変わる

なんかさ・・・今までの私の人生って、

「こうでなければならない」 「こうしなくてはいけない」

って、自分を追い詰める連続じゃなかった?

疲れた・・・つくづく疲れた。

息子達2人、健康で生きてさえいてくれてたら、それでいいじゃん。

キレイでいなくちゃ、とか上昇志向ばかりで頑張らなくたっていいじゃん。

気持ちよく流されながら、人生楽しんでいきたい、とかって思う。

・・・2週間どっぷり大長編小説の世界にいたんだ。

まさかの、「人生観が変わる」というご褒美をいただいいちゃった。

その小説の名は・・・江國香織さん『左岸』。

辻仁成さんの『右岸』も合わせてじっくり読んだので、時間がかかり、コラボ小説という魅力的な世界にどっぷり浸かっていたのだ。

辻さんの『右岸』の方は、読みやすい力作で、どちらから読み始めるべきかといったら、こっちからかもね。

結構スピリチュアル入ってて、まるで江原さんの本を読んでるかのような時もあったけど。

なんといっても、なんといっても、今回圧倒的だったのは、江國さんの『左岸』、でしょう!

江國さん、渾身の力作ではないでしょうか。

この人の才能には改めて感服した。

今回描かれた主人公の茉莉は、多くの江國作品で見られるような、ふんわりとした美しい女性像ではなく、ふらふらしながらも地に足のついた力強さがあった。

彼女が中年となった時迎えた”孤独”の描写には、私まで”しん”と胸を締め付けられた。

今までいろいろな文章に触れてきたつもりだが、江國さんほど流れるような文章で、しんとした深い闇を美しく気高く表現できる物書きを、私は他に知らない。

長編小説・・・このときめくもの。

もっともっと読み続けていたいけど、今回のような出合いは滅多にないだろう。

プチ鬱状態の私に神様が与えてくださった作品なのだろうから。

主人公を襲う耐え難い試練の数々に、まさに超然と乗り越えていく様子には、これから生きていく上での大きな勇気を与えてくれた。

これから私を襲う試練、つらい時、人生の岐路に立ったとき、様々な場面で、この『左岸』を思い出すと思う。 

とてもとても大切な小説となった。

江國香織さんに感謝します。

| | コメント (0)

師走の日々

先週一週間は、大掃除したり年賀状の宛名書きしたり実に師走らしい日々だった。

年賀状・・・年々いい加減になってくる。

デザインも写真も適当に選んだ。

昨年までは筆で書いてたんだけど、時間短縮のため、半分くらいペンで書いちゃった。

まあ、今時手書きも珍しいけどね。

何年か前、筆王で印刷したら、なんか違和感あってね・・・、

書道家の母からも「なんと味気ない!」と嘆かれて。

それに字を書くことは大好きだしね☆

なんといっても私は機械が苦手である。

最近の家電の進化にはついていけないし、ましてやIT関連なんてちんぷんかんぷんである。

しかし・・・先週購入して一気に読んでしまった、

大好きな勝間和代さんの『新・知的生産術』では、なんとITワードの連続で、

ITなしでの効率アップなんて、徒歩でカーレースに参加するようなもの、と言い切ってらっしゃる。

社労士になったら、きちんと使いこなそう・・・とか私の意識を変えるほどの説得力であった。

ITだけじゃなく、様々な項目において、生産性アップを挙げてらして、それらはすぐにでも実践できる具体的な技なので、改めて彼女が指示されてる理由がわかる。

社労士の勉強は・・・今は苦しい。

でも合格された方たちによると、

「基本書でも過去問でも、苦しいのは最初の3回だけ!反復するごとにどんどん楽になってくる!」

ということなので、過去問がどんなに解けなくても、基本書読みのペースが遅くても、淡々と進むしかない。

司法書士のときは、この反復の部分が欠如してたんだろうなあ。

とにかく裏技や勉強法を模索する日々であった。

範囲が膨大すぎて木ばかりを見て、森を見てなかったということだ。

基礎の土台なくして、裏技なんてできるわけないじゃんね。

しかし今週も勉強時間は少なく、合計7時間だった。(汗)

時間じゃないっていっても相変わらずひどいなあ。いやあお恥ずかしいったら。

確実に進んではいるけれども。

今週は忘年会が2回、クリスマスもあるけど、飲みすぎず、勉強最優先を心がけたい。

| | コメント (0)

読書感想文?

[ここ一週間で読んだ本]

   温室デイズ  瀬尾まいこ

   強運の持ち主  瀬尾まいこ

   ラン  森絵都

   切羽へ  井上荒野

・・・一週間どっぷり小説でした。

相変わらず読書の合間に勉強です。 勉強の合間に読書、と逆にしなくちゃいけない、ってわかってるんですけどね・・・。

読書による現実逃避の効果で、なんだか最近妙に気持ちが穏やか~ではあります。

全然イライラしたりしない。 でも、いつまでも現実から逃げてちゃだめだよねえ。ふう。

どなたか『書を捨てよ、町へ出よう』と書いてらして、書店で思わずドキッとしてしまった。

昨日、井上荒野さんの『切羽へ』を読み終えた後だから、こんなに気持ちが重くなってしまったのだろうか・・・。

今回の直木賞受賞作です。

井上さんの作品は初めての上、彼女は江國香織さんの親友であるとのことなので、なんだかもう勝手にドキドキワクワクとても期待してたんですね。

文章は簡単で読みやすく2時間もかからず読み終わりました。

まあ、男女の関係。心の不倫。リアルな不倫。孤島の情景。など。

しかし苦しかった・・ときめきもなければ共感もできない。

心に暗雲が立ち込めて・・・疲れた。

直木賞受賞作で感動した作品ってほとんどないんだよね。わかってたのに。

気を取り直して、森絵都さんの『ラン』。

こちらは我らが小泉今日子さんのご推薦☆

う~ん・・・、いくらきょんきょんのおススメでもねえ・・。

現実に生きがいを見出せない孤独な主人公の女の子が、出合ったスペシャル自転車で家族のいる死者の世界へ導かれ、その世界にどっぷり浸かり、自転車で頻繁に通う日々の中で、自力でそこまで走っていかなければならない状況に追い込まれ、身体を鍛え始めることによって現実の人々と深く関わるはめになってしまった・・・というようなストーリーなんですけど、発想の設定はとても面白いし、しみじみ前向きにさせてくれるお話だけど、淡々と読んでしまった。

心が震えることも涙することもなく・・・。

きょんきょんは霊感が強く、現実と死者の世界との関わりみたいなこういった雰囲気は昔から好きなようで、「わあ、確かにきょんきょんは好きそうだなあ」と思いながらただ読んでました。 同じく霊感の強い親友の桃も好きかもしれない。

そしてようやく瀬尾まいこさん♪ 

ホッとする~! もう大好きすぎる!

これで彼女の小説で読んでないものは、残すところあと一冊ですね。

今回は・・・『温室デイズ』!!!

泣いたなんてもんじゃない! ツボにはまりまくりでした。瀬尾作品の中で私にとってベスト3に躍り出ました。

実際に公立中学校の現役教師である瀬尾さんだから書けるのであろう荒れた公立中の実態。 でもそこには現実の社会を縮小した世界がある。

荒れていてもまだまだ芯はピュアであるゆえに、もがき苦しみながら成長してゆく中学生たちのリアルな現実に強く胸を打たれます。

読後だいぶ時間が経った今でも、心の中に『温室デイズ』の情景が焼きついている。

好きなシーンを何度も読み返してしまう。

こんなにも私の心を静かに、でもはっきりと揺さぶる作家ってもう今後出会えないだろうなあと思えるほど。

しかし、『強運の持ち主』ですが、相変わらず読みやすく、ほのぼのして心が温まるけど、今までの彼女の作品の中では、私にとっては最下位かなあ。

それでも、いろんな小説と比べたら、断然大好きなんですけど!

だからって瀬尾作品を他人にはおススメするようなことはしない。

”私は”大好きだけど、「どうしてきょんがそんなに感動してるのかわからない」って思う人もたくさんいるんだろうな、って今回4冊の小説を読み終えてつくづく感じました。

奥田英朗さんくらいじゃない? 万人受けできるのは。

本、って自分で出合うもの。

瀬尾さんは誰のおススメでも紹介でもありませんでした。

書店で、まだ無名だった瀬尾さんの本に出合い、どうしようもなく惹かれる自分がいて、えいっと購入した単行本。 これが大当たりだった時の嬉しさときたら・・・!

これだから書店通いは止められない。

それにしても毎回毎回、え・ら・そ・うに書評しちゃってるけど、これらは読書感想文ということで・・・見逃してくださいね。

一見引きこもり、現実逃避、書を捨てよ町へ出よう、かあ・・・孤独な行為である読書ですけど、人それぞれの心の震え、感動、最高の娯楽だとやっぱり思います。

| | コメント (0)

どっぷりと・・・読書の日々

[最近読んだ本]

   養老訓  養老孟司

   マドンナ  奥田英朗

   眠れぬ真珠  石田衣良

 ☆怪人二十面相  江戸川乱歩

 ☆少年探偵団   江戸川乱歩

 ☆妖怪博士  江戸川乱歩            

                     ☆は児童向き

まだまだ殺人的な暑さが続くけど、気分はどっぷりと読書の秋?

読書の合間に勉強したり、家事したり・・・活字中毒が重症化してます。

やはり半年も大好きな事を我慢してはいけませんね。

その反動がなかなか収まらず、上記を読み終えた今もなお、購入してある単行本が3冊控えております。 この中には瀬尾まいこさんの著書もあるので、心がワクワクしてなかなか静まりませんが・・・、ちょっと勉強も頑張らないとね。たはは。

この3冊をご褒美のニンジン作戦で、9月10月と、いっちょ行きますか!

で、読み終えた本の感想ですが・・・いやあ~読書って本当に良いもんですねえ・・・。

養老先生に救われたことは前回記事にしましたが、今回の作品達はどれも素晴らしかったです。

奥田さんの『マドンナ』は、徹底した男性目線で書かれていて非常に参考に(?)なりました。 なんだか世の中のおじさま達や、我が夫に急に温かい気持ちを抱いたりして(笑)。 奥田さんはあらゆる立場で小説を書ける方なので、「まあ、これが世の男性達を代表する本音というものなんだろう。」と思えてきます。

相変わらず一気に読めます。傑作です。

そして・・・石田衣良さん、『眠れぬ真珠』。

彼の作品はまだ3冊目ですが、作家を知るのは長編を読んでなんぼですね。

前回の短編集たちとは比べ物にならないほど、読み応えがあり、読後1日経った今も心の震えが止まらないんです。

更年期障害に戸惑う45歳の女性と、17歳年下の男の子とのラブストーリー。

主人公が身体の変調に苦しむ姿や、若い魅力的な女性を前にする場面は、いたたまれなくなってしまい、男性作家にもかかわらず、これほどまでに中年女性の心情を事細かに表現できることに驚愕しました。

この作品を書くまでにはおそらく徹底した中年女性に関する取材を積み重ね、目を背けたくなるほどのリアルな描写をしてみせたが、その上で、この上ないエールを世の女性達に贈った、石田さんからの愛情あふれたメッセージだと思う。

号泣してしまいました。

あんなに涙を流したのは久しぶりで、気持ちよかったです。

同じようなシチュエーション設定の江國香織さんの『東京タワー』を思い出すけど、こちらは女性が描く若い男の子の目線で、『眠れぬ真珠』の方は、男性が描く中年女性の目線というのが、とても興味深かったです。

ただ、今回の主人公はどうしても有名版画家の山本容子さんを彷彿させるキャラクター設定で、「これって絶対山本さんを取材したでしょう!?」と思えて仕方なかったです。

私のイメージはすっかり45歳の山本さんで読み進めてしまい、自分なりの想像ができず、その点は勝手ですが残念です。

人物の描写はやはり江國さんの方が優れてるかも。

最後に、江戸川乱歩シリーズは長男がこの夏の読書感想文を書いたほど(!)はまっているので、私も気軽に読み始めてみたらおもしろいのなんのって!

フランスの怪盗ルパンシリーズなんて目じゃないですって!

日本人が描くストーリーの完成度は、現在漫画でも小説でも世界を唸らせてますが、ここにその原点を見ました。

それにしても・・・ブログのタイトル『きょんの読書記録』に変えようかしらん・・・。

| | コメント (4)