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最後の苦言

教育ママだった・・・と思う? あたし。

この13年間の子育て・・・今、節目を迎えてる。

長男に対して、英才教育なんて全くしなかった。

ただ、何も教えてないのに、就園前なのに、いつのまにか全部字が読めて、書けるようになっている彼を見て、

「もしかしたら頭が良いのかな・・・でも、こんな両親なのにまさかね。」

とかふと期待したりしたけど、相変わらず習い事ひとつやらせなかった。

やっていたことといえば、毎晩の絵本の読み聞かせのみ。

だけど、小学生になって、テストで満点ばかりな彼を見て、

「ふ~む♪ 運動音痴で、へなちょこの弱虫だけど・・・、勉強は得意なのかな。じゃあ、もっともっと伸ばしてあげたい。」

って、進研ゼミを使い、徹底的に二人三脚で勉強に励み・・・

小5からは、国内最高峰の公立中高一貫校といわれている、県立千葉中に挑んだ。

結果は残せなかったけど、地元の中学校に入学した直後から、圧倒的な力を見せてくれた長男。

2位とは40点差などということもあり、他の追随を許さないキングだったのだが・・・

中1後半以降、明らかに手を抜き始めた。

定期テストで5科目497点をピークに、あまり勉強しなくなってきた。

学校でも塾でも先生方にほめちぎられ、

自分を抜く者は、この学校にはいないという、調子に乗ってる感があった。

そして、先日迎えた、中1集大成である、学年末テスト。

試験前日、夜中まで、あたしも一緒に勉強したことは、記事にも書いたが、

「学年末テストの勉強を前日の夜中までやるか・・?これじゃあ中学の頃のあたしじゃん?つまり一夜漬けのパターンなのでは?」

と、少し腑に落ちないところがあった。

やってる内容も、真面目な子なら、とっくに終わらせているワークの問題集ではないか・・・?

しかし、この時点では、あたしはとにかく長男を尊敬しきっていて、彼を信じていたので、先日記事にもしたように、ほめたたえていたのだ。

中1後半からの、反抗的な態度や、寝てばかり、ゲームばかりの彼に対して、

「天才なんだから、自由にさせよう」

と、大の親バカぶりで、見過ごしてきたのだ。

そして迎えた学年末テストの自己評価も自信ありげに高かったので、

「これまであんなに勉強しないでそんなにできるなんて・・・やっぱり天才なんだわ。」

と、救いようのない大親バカぶりを発揮したあたし。

そして、ふたを開けてみると・・・

自己最低点の480点で、初めて1位を逃すという結果となった。

「全てはケアレスミスだった。490点はとれたはずなんだ。」

という、まだ自分が王者であるかの長男の様子に、

あたしの中で、何かがプツッとはじけた。

「とれたはず・・・?ケアレスミスなんて勉強不足以外のなにものでもないんだよ。」

と、低い声で呟くあたしに、長男は固まった。

(しまった・・・言っちゃダメ!お母さんにも旦那にもくどくどうるさく言うなと、あんなに言われてるではないか。それに自分はどうなんだ!自分は中学の時どれほどヒドイ成績だったことか・・・)

それでも・・・千葉中受検まで引っ張ったのは、このあたし以外の何者でもないのだ。

だから・・・これが最後、教育ママとして、最後の想いをぶつけようと・・・

伝えた。

「母親としてはさ、いつも気持ちが優しくて、テストでは480点もとれるような、優秀な息子を持ち、本当に幸せに思ってる。これからも、君は君らしく好きな道を歩んでいけばいいよ。

ただ。

君と歩んだ苦しかった受検の経験、そして進学塾で2年近く勤め、トップクラスの生徒を間近に見てきた経験から言わせてもらう。

君は、千葉中を落ちて、本当につらく、”千葉高に合格して絶対にリベンジしてやる”と胸に秘めていたはずだよね?

でも、あたしから見ると、最近の君は、千葉高からは遠ざかってるよ。

・・・千葉高をなめてるの!?

毎年、地元の学校から、それぞれのトップが3人ぐらい受けるけど、ほとんど受からない・・・そんな半端じゃなくレベルの高い学校なんだよ?

あたしが見た、合格者たちというのは、常にそのことを意識して、中1の時点から、毎日コツコツ勉強していた子たちなんだよ。

君は、497点をピークに、そういう姿ではなくなってるよ。違う!?

・・・あたしは、トップの重圧なんて経験したことないからわからないけど、ピリピリして、気が抜けなくて、つらいものなんだと想像はできる。

だから、つらかったら・・・のんびり楽しくやりたいのだったら・・・

千葉高なんて、トップであることなんて、意識しなくていいんだよ。

君は君のままで、素晴らしいのだから・・。

今まで一緒に夢見てきたけど・・・、これからは君の人生は君が決めてね。

君がどんな道を選ぼうと、あたしはいつも君を守るから。

だから、これが千葉高受験に関する最後のあたしからのメッセージだよ。」

・・・長男はうつむき、それ以降何も口をきかなかった。

あ~あ、言ってしまったよ。

実はず~っと考えてたこと。一気に伝えた。

こんなバカ親に言われたくないと、怒ったかもしれない。

そう。でも自分自身へのメッセージでもあったんだ。

ここまで子供に言う自分は、もっと頑張らなくてはいけないというね。

今朝、振り向いて手を振ってくれた彼の姿に涙がこぼれた。

長男が今後どう決断するかはわからないけど・・・、

終わったのだな。あたしの長男に対する思い入れや過剰な期待。

今まで背負ってくれてありがとう、と伝えたい。

もう口出しはしない。つ~か、中学生になって、これが最初で最後の苦言なのだわ!

あたしのお母さんは、あたしが中1、中2と、どんなにぐうたらでも、なにも言わずに見守ってくれた。

だからね、あたしはあたしの道をいくね。

ひとまず、親として第一段階終了という思いです。

ちなみに、次男のチビはね!

バカだし、なにもできてないけど、その存在自体が才能です。

癒されてます。みんなの天使です。

長男と次男を心の底から愛して、これからもあたしは生き抜いていくのだ。

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コメント

かんがえさせられる。
親としては私もほんとちゃんと見守るだけじゃなく、監督もしなきゃいけないんだわって、背筋を伸ばす気持ちだけど…。
うちは「勉強しなさーい!」ってのびたみたいに言ってもやらないくらいのところなんでwobbly、いつもいつも言ってるけれど…うーん…いろいろケースバイケースですね。
かといって、言わなくても「今日はこんだけやったよ!」ってのりのりで学習する日もあるし子供も人間だから気分とかやる気スイッチがあるんだろうね…。
いやでもほんとうに長男くんは冴えててそのままで素敵☆

投稿: Ayu | 2012年3月 9日 (金) 23時20分

あゆちゃん

いつもありがとね♪

千葉高という呪縛がなければ、別に問題ないことなんだけどね。

今回のことで、少し気が楽になったよ☆

長男も少しは楽な気持ちになってくれてるといいな。

お互い、真剣に子育てして、かっこいいあたしたちだよね!

投稿: きょん | 2012年3月10日 (土) 00時20分

そうだね、「呪縛」って自分で暗示をかけてるんだよね…。たまたま今日、兄坊の同じ幼稚園だった子が、筑波大付属駒場東邦(?)に合格したらしく、それを知ったほかのママさんが興奮して教えてくれたよ。天才だわーって。だけどね、やっぱり、だから?って感じだったよ、私は…この世の中には、いくらでも東大を卒業している人はたくさんいるからね(そりゃすごいなとは思うけど愛したりしないってこと)、卒業大なんて「肩書き」でしかない。もっと個人個人の、本質をみなくっちゃって私は思うよ。だからというか、長男くんの素敵なところは頭のいいところは一個のアイテムで尊敬するけれど、もっと、優しさとか…人柄というか…銀魂が好きという共感とか…私と私の子に与える好感のようなところが、素敵なんだよ♪そういうのって、言葉でうまく言えないんだけどさ☆

投稿: A | 2012年3月11日 (日) 00時25分

あゆちゃん

あゆちゃん、本当にありがとう・・・☆

うんうん、チビを見てても、生まれ持ったキャラクターが愛すべき人なのは、幸せなことだなあ、と本当に思います。

今、こうしてみると、千葉中に受からなくてよかったのかもしれません。
あたしも長男も鼻持ちならなかったかもしれません。

これからは、もっとおおらかに子育てできそうです。

今からでも気づいてよかったよね?

投稿: きょん | 2012年3月12日 (月) 21時01分

そうそう!「愛される人」になったらいいんだと思うっ♪偏差値の高低で人の価値が決まる学歴社会って…会社人間増産政策なんじゃないかと疑ってかかる私なので…。
勉強ができるとイコール幸せ、ではないけれど、幸せの一つの要素ではある、ということが言いたかっただけです。そりゃぁ、いい高校だと「すごいですね」とか言われて、いいと思うよ…^^b。ただ高校も大学も自分が良ければ納得していいんだよって話です。他人の尺度で幸せを決めるのはつらいことだし。子どもが自分の為に自分の意思で勉強をがんばるなら、ただただ背中を押してあげればいいんだと思うところです。

投稿: Ayu | 2012年3月14日 (水) 23時48分

あゆちゃん

本当にありがとう☆

そうなんだよね・・・

かつて信頼する占いの先生に、長男の中学受験のことで、いろいろ相談してたんだけど(笑)、
その時に怒られたこと思い出した。

「あんたね~、東大出たやつなんて、ろくなやついないんだから!
そんなことより、あんたの息子はとにかく人間関係に恵まれるんですよ!
あんたは、それ以上なにを望んでるんだい!」

あの時は、千葉中の呪縛であまり響かなかったけど、
今になってね・・・すごく嬉しいの、この言葉が。励みになってます♪

投稿: きょん | 2012年3月17日 (土) 01時04分

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